妊娠中から赤ちゃんはお腹の中で耳が聞こえています。
なので、話しかけてあげたり、絵本を読んであげるといいって言いますよね。
ママの声を聞いて育つと、ママの声とほかの人の声を聞き分けられるようになり、ママと赤ちゃんのつながりがより深いものになります。
ママとのつながりが深い赤ちゃんは、情緒が安定し落ち着いた子に育つと言われますし、脳の発達にも効果があります。
ただ、どんな絵本を読んであげたらいいのか・・・
まだお腹の中にいる赤ちゃんに読んであげる絵本ってどんなものがいいか迷いますよね。
今回は、妊娠中、特に妊娠後期にお腹の中にいる赤ちゃんに読んであげたい絵本を紹介します。
たいせつなあなたへ あなたがうまれるまでのこと
妊娠期ー出産までのこの時期がかけがえのない大切な時間になること間違いなし!
講談社
作/サンドラ・ポワロ=シェリフ
訳/おーなり由子
わすれないで。
ずっと、どんなときも、わたしがあなたのおかあさん。子どもに伝えたい言葉ーー
あなたが生まれる日を どんなに待ちこがれていたかーー。
出産までのやさしい時間を 美しい絵と言葉で描きます。親になる喜びと、生まれてくるいのちの前で覚悟したことを、思い出させてくれる本です。
内容紹介一部抜粋(出版社より)
こんな方におすすめ!
- 妊娠後期、出産間近の人
- 初めての妊娠・出産の人
- お腹の中の赤ちゃんに読みたい絵本を探している人
- お腹の赤ちゃんにも、新生児にも読んであげられる絵本を探している人
- 「お母さん」になることにまだ実感がない人
おすすめポイント① 妊娠期を振り返る
内容は、生まれてきた赤ちゃんに、ママの妊娠中のことを語りかけるものです。
ただ、この絵本は、妊娠中、特に妊娠後期のママに読んでほしい!
なぜなら、読めば、妊娠中の思い出がどんどん溢れてきて、今の時間がかけがえのない大切な時間だったんだと感じることができるから。
お腹の中の赤ちゃんが元気いっぱいに育つようにお腹を大切に大切に過ごした日々や、
「女の子かな?男の子かな?」ってパパと語りあった時間、
旅行に行ったりキャンプに行ったりお腹の赤ちゃんも一緒に楽しんだあの時間、
映画館でママがびっくりしたらお腹の赤ちゃんもびっくりして大きく動いたあの時ーー
絵本自体はとても少ない言葉数なのに、自分の妊娠期のたくさんの出来事がどんどん思い返されて、温かい気持ちになれること間違いなしです!
おすすめポイント② 「おかあさん」になる覚悟
妊娠後期になると、「ああ、早くお腹の赤ちゃんに会いたいなあ…」って思いますよね。
でも、初めての出産の場合、実は、「おかあさん」になるってことにまだあまり実感がなくて。
これから、一生、おかあさんだーー
訳者あとがきより抜粋
この絵本を読むと、「そっか、私はこれから一生この子(お腹の中の赤ちゃん)のおかあさんなんだ」って。
私は、ついに、「おかあさん」という存在になるんだって。
ちゃんと「おかあさん」になれるかなって不安と、否応にも「おかあさん」になるんだって覚悟が湧いてきます。
「おかあさん」ってきっと大変なことがたくさん待っている。
でも、この絵本を読んで「そっか、赤ちゃんが生まれたら、たくさんぎゅーって抱きしめてあげられるんだ」ってことに気付く。
大変なこともあるだろうけれど、同時にたくさんの幸せと楽しさがあるんだろうなって思うことができます!
おすすめポイント③ 赤ちゃんが生まれた後も長く読める
妊娠中(特に妊娠後期)の方におすすめしたい絵本だと上述しましたが、絵本の内容は赤ちゃんが生まれた後にも読んであげられるものです。
というより、赤ちゃんが生まれた後に読んであげたい!
ママとパパはあなたが生まれてくるのを、とってもとっても待っていたんだよって話してあげたい。
赤ちゃんが大きくなっても「ママとパパはね、あなたのこと大好きだよ」って読んであげたい。
妊娠中から赤ちゃんが生まれた後も長く読んであげられる、そんな絵本です。
お腹の赤ちゃんに語りかけやすい内容
妊娠中、お腹の赤ちゃんに絵本を読んであげることにちょっと抵抗感がある方もいらっしゃるでしょう。
私もそのタイプで、反応がよく分からないのに、絵本なんて…と思っていました。
でも、この絵本だったら、妊娠期のことを振り返りながら、赤ちゃんに「生まれてくるのを待っているよ」と語りかけることができるので、ママもリラックスして読んであげられます。
あなたにとって大切な一冊になること間違いなし!の絵本です。
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